日常生活で慢性的な腰痛に悩まされている方は多いのではないでしょうか?実際腰痛に悩む方は、全国で約2800万人、つまり4人に1人もいるんです。(テレ東プラス)
そんな腰痛に悩む方のために今回、慢性的な腰痛の原因とその改善方法をまとめました。
慢性的な腰痛を抱えている方は「男性」が多い
実は慢性的に腰痛がある方は、男性が多いんです。それには、骨格と靭帯が関係しています。まず男性は肋骨の角度が広く、骨盤が狭いという特徴があります。そのため、お腹が出やすくいわゆる「反り腰」になりやすい。また、男性は骨盤周りの靭帯に柔軟性が少ない分筋肉も硬くなりやすいので、それらの影響で筋肉だけでなく椎間板や関節にも負担がかかり、それが積み重なることによって腰痛が慢性化していってしまうのです。(president online)
慢性的な腰痛にお悩みの方に共通する5つの生活週間
もちろん骨格などの身体的特徴も腰痛に影響しますが、何より関わってくるのは日頃の生活習慣です。実は、慢性的な腰痛がある方は必ずと言っていいほど当てはまる5つの生活習慣があります。
- 長時間同じ姿勢を続けている
- 足を組む癖がある
- 片足重心で立っている
- ベッドでうつ伏せで携帯をいじっている
- 睡眠時間が短い
詳しく5つご紹介していきましょう!
1、長時間同じ姿勢を続けている
長時間同じ姿勢が続くと、筋肉が緊張した状態が続き血流が悪くなります。また、同時に筋疲労も起こり腰痛を引き起こします。関節の動きなども悪くなるため、身体の歪みも出て来てしまいますので最低でも1時間に一回は休憩を挟むようにしましょう。(痛みwith)
2、足を組む癖がある
足を組むと、骨盤に歪みが出て来ます。骨盤が歪むと、筋肉が正しい位置ではなくなるため負担が大きくなり、腰痛を引き起こします。ついつい足を組んでしまう方も多いですが、足を組むと骨盤が寝てしまうため猫背も引き起こしますし、骨盤の歪みによって坐骨神経痛が起こる可能性もあるため注意が必要です。(EXGEL)
3、片足重心で立っている
片足重心で立つことも、骨盤を歪ませる原因の一つです。片側に重心があると使っている筋肉のバランスが悪くなり、それを補うために筋肉を必要以上に頑張らせてしまい腰痛を引き起こします。足を組む習慣と同様に、身体のバランスが悪くなると筋肉のバランスも悪くなりますし、骨盤の歪みは坐骨神経痛の原因にもなるのでNGです。(EXGEL)
4、うつ伏せで携帯をいじっている
ベッドにうつ伏せになりながら上体を起こし携帯をいじっている方は注意が必要です。無理に上体を起こすと、常に腰が反っている状態のため筋肉が緊張して疲労しますし、椎間板や関節にも大きな負担をかけます。慢性的な腰痛のほか、脊柱管狭窄症なども引き起こす恐れがありますので注意が必要です。この習慣がある方は今すぐにやめましょう。(クオーツコンディショニングコラム)
5、睡眠時間が短い
睡眠時間が短いと身体の疲れを残したまま次の日を迎えてしまいます。すると筋肉や脳の疲労などから姿勢を保てず悪い姿勢が続いたりすることで腰痛はもちろん仕事のパフォーマンスなどにも影響が出ます。また、腰痛が慢性化すると睡眠の質が低下すると言うデータもあります。何よりもまずはしっかりと時間をとって睡眠をとり、身体を回復させることを心がけましょう。(「睡眠の自覚的満足度と腰痛の関係」~仙台卸商研
究~)
慢性的な腰痛をセルフケアで改善する方法
慢性的な腰痛はストレッチで緩和をすることができます。今回は特に効果的なストレッチを2つご紹介します。
<お尻ストレッチ>
腰痛にはお尻の筋肉が深く関わっています。そのお尻の筋肉をしっかりと伸ばすことで腰痛を緩和していきます。
①足が楽に着く高さの椅子に座る。(90度くらいが理想)
②左足を右足の上に乗せ、膝の上に手を置いて、背筋を伸ばす。
③身体はまっすぐなまま骨盤から身体を前に倒しお尻が伸びるポイントで15秒キープ。
④逆側でも行い、2回繰り返す。
<前ももストレッチ>
前ももが硬くなると、骨盤を下に引っ張ってしまい「反り腰」を引き起こしてしまいます。そうすると腰に負担がかかり腰痛を引き起こしてしまうので、しっかりと柔軟性を持たせておきましょう。
①床やベッドに寝転がってから上体を起こし、両足を伸ばす。
②左足を折りたたみ、前ももが伸びるポイントまで後ろに寝転がるように倒れていき、15秒キープ。
③逆側でも行い、2回繰り返す。
最も効果的なのは腰痛改善のプロに相談すること
慢性的な腰痛を改善するには色々な方法があります。ですがなにより大切なのは専門家に相談することです。自分で解決できる範囲には限界があります。上記のストレッチも有効ですが、症状が長引くほど治りにくくなっていくので、違和感を感じた時は決して放置せずにまずは専門家に診てもらうことをオススメします。
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